なぜ白色粉末スプレーが必要か?

一般的に広く普及している3Dスキャナーは、現物にレーザー光やパターン光を投影し、
その反射をカメラで読み取ることで3Dデータ化しています。
そのため、透明な物はレーザー光が透過してしまうため、正しくスキャンすることが出来ません。
また、黒い物は光を吸収し、光沢物は光を乱反射させるため、
抜けが多くなることやノイズが多く発生する事があります。

そこで、光沢物は乱反射を抑えるために、透明な物や黒い物は反射を良くするために、
白色粉末スプレーを塗布します。
弊社では、AESUB(エイサブ)という3Dスキャン専用のスプレーを使用しております。
こちらは時間の経過とともに、自然に粉末が消える優れものです。現場を汚さず、後処理の手間が省けます。

受託測定におけるよくあるご質問

受託測定業務の際に、測定物の状態によっては粉末スプレーを塗布の可否をお尋ねしております。
その際に、測定物への寸法に影響が無いのか、どのくらい分厚くなるのかなどのご質問をよく受けます。
そこで、白色粉末スプレーを塗布した場合の寸法への影響について検証してみました。

検証条件

黒色パーツの平面部分にAESUB BLUEを用いて、約20cmほど距離を置いた状態で塗布し、未塗布から7回まで重ねた塗膜を作成し、
Hexagon Absolute Arm 8735-7 RS6Laser Scannerにて3Dスキャンを行いました。

※スプレー塗布は距離や送り速度によって個人差があります。

検証結果

度を落とさず検証を行うため、メッシュ化は行わず、点群を使用しております。塗膜は非常に薄い為、3Dスキャナによる塗膜厚の差が出るかが不安でしたが、
精度と分解能が優れたRS6 Laser scannerでは塗膜厚の差を検出することが出来ました。
粉末スプレーを塗布する際は、ある程度重なる部分も発生する為、塗布回数が2回~3回のデータが実際の塗膜厚に近いかと考えられる事から、
現物に対して0.024mm程度の膜厚が加算されるといった結果となりました。


既に3Dスキャナをお持ちで運用されているお客様や3Dスキャナの購入や受託測定を検討中のお客様の情報収集のお役に立てれば幸いです。

株式会社ソプラ・クリエーションでは皆様からのご意見やご相談をお待ちしております。
こんな検証をしてほしいなどのご要望ございましたら、お気軽にお問合せください!

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