元の形状
元の形状を一部加工して社外ナビを取り付け

ご要望

社外品のナビを取り付けたいが、純正の形状では干渉してしまい、切り抜く必要がある。ナビ本体がむき出しになってしまうので、本体が見えないように新たにナビカバーを製作したい。まずは、取り付けとはめ合いの確認の為、試作品を製作したい。

解決方法

純正部品を3Dスキャンし、3DCADを作成、現物からCADを作成するリバースエンジニアリングを行いました。
元の切り抜いた部品は、置き方によって変形してしまうため、新たに新品を調達し、3Dスキャンを実施しましたが、樹脂部品は製造時の誤差や取り付け、取り外した状態でも形状が変わってしまいます。正しく取り付けが可能なものを作る事に重点を置き、取り付けた状態や、外した状態など様々なパターンで3Dスキャンを行いました。

測定対象物をダッシュボードに取り付けた状態の3Dデータと取り外して細部をスキャンした3Dデータを合成することで、ベストなスキャンデータを作成します。

車のダッシュボードの取り外しは大変な作業なので、弊社の機材をお客様の現場へお持ちし、お客様の現場でダッシュボードを車に取り付けたまま3Dスキャンを行いました。

元の部品を3Dスキャン
ダッシュボードもスキャン
データ上で取り付け具合を確認
完成モデル

3Dプリンターを使用した試作品の造形

弊社の3Dプリンター「Raise3D pro3 plus」を使用して、作成したCADモデルから
試作品の造形を行いました。条件設定のために何度かトライを行い、1個当たり約50時間で造形が可能です。

使用フィラメント:Polymaker社 Polymax PLA(ABSライク)
通常のPLA材よりも9倍強度を持たせたフィラメントを使用しました。

細かい形状を再現しなければならないツメ部分は0.1mmピッチ、その他は0.2mmピッチで造形する事で、造形時間を節約しつつも造形品質の高い仕上げを施しました。
また、写真のような向きで造形する事で、造形用の柱の削減が可能です。これにより、使用するフィラメント材の節約と造形時間を大幅に削減することが可能です。

Raise3D pro3 Plus
スライスソフトで造形モデルの作成
造形風景
完成品

実車へ取り付け・納品

造形した試作品を、車体に取り付けて、取り付けやはめ合い具合、他の部品との形状の整合性などをを確認しました。曲面部分もしっかりフィットしており、取り付けも問題なく完了しました。


弊社では、3D測定やモデリングのみならず、3Dプリンタによる試作造形も行うことができます。
金型製作の前に形状を確認したい場合や、金型レスでワンオフパーツ製作や少ロット生産を行いたい場合に、是非、弊社の3D技術サービスをご検討ください。

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